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ヒトゲノムの解読以降、遺伝子の網羅的な発現情報(トランスクリプトーム)や細胞内タンパク質総体(プロテオーム)、代謝物質の総体(メタボローム)など様々な種類の網羅的分子(オミックス)情報の収集・解析が急速に進展しており、これらオミックス情報の総体は、疾患の診断を詳細化し、これまで不明であった機序を解明し、新しい医療をもたらすものとして期待されている。 また、生命をシステムとして理解するシステム生物学の考え方を拡張し、疾患を細胞下から個体レベルに至るいくつもの階層で関連しあって進行する多重化プロセスとしてシステム的に把握する方法論が注目を集めつつある。 この両者を統合し、オミックス情報を生命のネットワーク/パスウェイに結びつけ、疾患をシステムとして理解する医学(Whole-omics systems pathology)とも言うべきパラダイムシフトが医学の新たな基礎となりつつある。この新しい時代転換の中、オミックス情報と臨床情報の関連構造に基づき、疾患を起こす異常ネットワーク機序から疾患を統合的に理解する能力を備えた人材が、今後の臨床医学、医薬品開発において必要不可欠となる。 本人材養成プログラムでは、オミックス情報を臨床医学に適応する「バイオ医療オミックス情報学」の推進に必要な、オミックス情報の知識、医学・医療知識、また医療情報学、医学統計学などの周辺知識を習熟し、医療/保健の課題解決に取り組む人材を養成する。
フォローアップ「次世代オミックス医療特別講演会シリーズ」 †
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